2016年11月5日土曜日

脳卒中による痙縮の治療におけるボツリヌス毒素と,その可能性への注目 Drug Des Devel Ther 2016

脳卒中による痙縮の治療におけるボツリヌス毒素と,その可能性への注目











抄録脳卒中後の痙縮は,脳卒中患者の半数にまで影響を残し,能力低下の影響をもたらして,ADL,QOL,疼痛,機能障害を低下させるように関与する.ボツリヌス毒素は,脳卒中後の局所の痙縮の治療において,安全で有効であることが証明されている.このレビューの目的は,脳卒中後の上下肢の痙縮の治療におけるボツリヌス毒素と,その可能性を確認することである.我々は,A型およびB型ボツリヌス毒素製剤の有効性に関するエビデンスをレビューし,最適な注射の手技の検討,患者や介護者の満足度,ボツリヌス毒素の潜在的な有害作用について扱う.