2023年7月20日木曜日

重度片麻痺の脳卒中患者における長下肢装具を用いた交互歩行訓練のナラティブレビュー Phys Ther Res 2021

 


重度片麻痺の脳卒中患者における長下肢装具を用いた交互歩行訓練のナラティブレビュー











抄録.脳卒中に由来する障害は永続的な歩行の困難を引き起こす.そのために,歩行能力の改善は,脳卒中後に生存した患者にとって最優先課題の一つである.脳卒中後の歩行が改善する程度は,初期の歩行能力の障害と,患者の下肢の重症度の両方に関連する.しかしながら,重度運動麻痺があり,顕著な皮質脊髄路の破綻のある患者の中でも歩行能力を回復する者もいる.近年,交互歩行の訓練を提供することによる重度片麻痺の脳卒中患者における歩行能力の改善を記載した症例報告がいくつかある.複数の研究で,歩行訓練が,脊髄損傷の患者において麻痺した下肢に“歩行運動様”の協調的筋活動を生じさせることができることが示された.このレビューでは,我々は,歩行の神経機序を議論し,それから重度片麻痺の脳卒中患者における歩行能力の修復に関する症例報告をレビューする.