2021年12月13日月曜日

脳卒中患者における歩行パラメータに対する固有覚神経筋促通法(PNF)の有効性:系統的レビュー APMR 2019

 


脳卒中患者における歩行パラメータに対する固有覚神経筋促通法(PNF)の有効性:系統的レビュー







抄録
目的:脳卒中患者における歩行パラメータに対する固有角神経筋促通手技(PNF)の有効性に関する現時点でのエビデンスをレビューする.
データソース:CINAHL,MEDLINE,PubMed,the Physiotherapy Evidence Databaseの電子プラットフォームを,関連する検索語を用いて検索した.
研究の選択:歩行パラメータを評価項目として扱い,脳卒中後の集団にPNF手技が用いられている介入研究をレビューした.研究は両方の著者によって調査され統一見解に達した.文献検索から84篇の研究が見つかった.スクリーニング後,このレビューのための対象基準に合致したのは5研究だった.
データ抽出:データは両方の著者によって研究から抽出され,独立して調査された.方法論的室はランダム化比較試験のPhysiotherapy Evidence Databaseスケールと,非ランダム化比較試験についてはthe Quality Assessment Tool for Quantitative Studiesを用いて評価した.
データ統合:PNF手法を用いた治療すべての研究で,脳卒中患者における歩行の評価項目において統計学的有意に至った.研究のうちの3篇では,PNF手技で治療されたグループは,通常の理学療法を受けたグループよりも大きな改善を生じたこともみとめた.
結論:研究の方法論的質においていくつかの限界も見つかったが.現時点での研究では,PNFは脳卒中患者における歩行パラメータの改善のための有効な治療であることが示唆された.この領域における強固なエビデンスを構築するために将来の研究が必要である.
 Proprioceptive Neuromuscular Facilitation(PNF)は,本来,ポリオの訓練として考案されたようであるが,脳卒中における効果を検証したレビューである.
 4篇のランダム化比較試験と,1篇の非ランダム化比較試験おナラティブレビューで,なんらかの歩行パラメータをアウトカムとした比較試験で,いずれも有効性が示唆されたという結果である.

  ポリオは下位ニューロン障害,脳卒中は上位ニューロン障害であり,神経疾患のくくりに入るとは言っても,病態はまったく異なる.当然,リハアプローチも違うわけであるが,まったく無効ではなさそうである.

 個人的には,ニューロリハの原則に基づいた訓練の中に,PNFの手法を応用することで,良い反応を引き出せる場合もあるのではないかと思う.本当に有効かどうか,どのような対象が適切か,PNFのどのような手技が有効なのかを確認するには,質の高い研究が必要だろう.

日本語訳はこちらから入手できます.
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例:The Wisest Mind has Something Yet to Learn. -> TWMhSYtL

1 件のコメント:

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